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2019年12月4日
社員のヤル気を引き出す3つの要素(その2)

(リスクマネジメント、人材教育、経営)
社員のヤル気を引き出す「内的動機付け」、社員が心の内側から働きたいと思うための3つの要素のその2「成長」について考えましょう。

(2)“成長”
  社員教育のために研修制度を取り入れている会社は多いと思います。新人研修・中堅社員研修・管理職研修などのように階層別研修を行ったり、社内集合研修、又は社外の外部研修会に行かせる、或いは通信教育を受講させるなど方法も様々あります。どの様な社員教育を行っても、その結果として社員が成長してくれて業務を通じて会社に貢献してくれないと意味がありません。
又、社員自身も、研修を通じて自分の成長を実感しないと研修も無意味です。よくあるパターンは、「研修はとても勉強になりました、いいお話しを伺いました」と言う社員に、では自分の仕事にどう活かしているのかを尋ねると「・・・・」というケースです。
  社員教育・研修は、社員が仕事に活かせてこそ意味があります。社員教育の目的は仕事を出来る社員にすることです。
  そして社員、自分自身が、仕事を通じて成長することが大切です。何よりも社員が仕事の成果を挙げることで達成感を持つことが、内側から湧き出てくるヤル気につながります。
  仕事の成果を挙げることで、デキる社員になることが社員の成長につながります。
  しかし、ただ成長するだけでは不十分です。その社員の成長を会社がきちんと認めること、つまり社員が挙げた成果とその成長を会社が評価をすることが肝心です。公平な人事考課が社員のモチベーションにつながる、という図式です。
  人事考課によってただ単に給与や賞与などの報酬を増やす(これは「外的動機付け」です)だけでは不十分です。高い評価の内容をきちんと本人に伝えてほめる、認めるそして感謝することが社員の成長を認めることです。
  人事考課の内容を本人にフィードバックする会社は多いのですが、その際にほめる、感謝を伝えるということまで配慮している会社は少ないようです。
  人間はコミュニケーションの動物です。言葉できちんと伝えられると、成長の実感が高まります。

                    
                                      (その3に続きます)

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