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2019年12月4日
社員のヤル気を引き出す3つの要素(その1)

(リスクマネジメント、人材教育、経営)
社員のヤル気を引き出す「内的動機付け」、つまり社員が自分の心の内側からガンバッて働こうと思うためには3つの要素があると前回(11月21日)コラムで書きました。その3つをもう少し詳しく見てみましょう。

(1)“目的”
  自分はなぜ働くのか、という働くことに対する本人の目的意識です。
  これについては3人のレンガ職人という例え話があります。
  暑い夏の日に、ある村のはずれでレンガを積んでいる職人に出会いました。「こんな暑い日に大変だね、君はどうしてこんな日にレンガを積んでいるのだね?」と尋ねると、その職人は「そりゃ大変だよ、この仕事で金を貰うためだよ。」と答えました。
  もう少し先へ行くと、同じようにレンガを積んでいる職人がいたので、同じ質問をしたところ、彼は「大変だけど家族を養うためにがんばっているのだよ。」と答えました。
  さらに行くと、もう1人同じようにレンガを積んでいる職人に出会いました。同じ質問をしたところ、彼は「大変じゃないよ、だって村人みんなの大事な教会を作っているのだから。」と答えました。
 どの職人が一番いい仕事をしているかどうか分かりますよね。
 では会社の場合はどうでしょう。“わが社の使命(ミッション)“を揚げる企業は数多くありますが、そこに働く社員が3人目のレンガ職人と同じように思っている会社はどれだけあるでしょうか。
 貴社の使命(ミッション)の下で社員の皆さんは、自分は仕事を通じて誰かの役に立っている、世の中や社会を良くすることにつながっている、そういう気持ちを持てるようになるでしょうか。貴社の使命には ”大義“があるでしょうか。そして、その使命を社員全員に繰り返し伝えていますか。
 働く目的がわが社の使命を達成するため、ということを全社員に浸透させることに労を惜しんではいけません。 

                                                                                    (その2に続きます)

 

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