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2019年12月13日
~社員の成長は「マインドセット」×「スキル」の掛け算~(その4)

(人材教育、人事制度、MBOSC)
 「マインドセット」の6要素で、特に重要な「当事者意識」を社員が持てるようになるにはどうすればよいのでしょうか。

 まず「当事者意識」を持つとはどういうことでしょうか。何も、会社で起きること全ての責任をとる、という事を求めているのではありません。“ものごとに臨む姿勢”を持ってほしい、ということです。それは次の3点を意識することです。

 ・ 自分以外の人の責任だと思えば思うほど、自分は行動を起こさなくなる。
 ・ 自分が属する組織の課題は、組織の一人ひとりが行動を積み重ねないと解決しない。
 ・ 組織のメンバーが「少しでも何かできることはないか」と考えて行動するか、「自分にはできることはない」
   として何もしないかで、組織の状態は大きく変わる。

 どんな課題であっても、「当事者意識」を100%もって、自分のこととして取り組むということです。

 なぜ自分が100%になる必要があるのか、100%とはどういう状態なのか、100%にはどうしたらなれるのか、自分が100%になったら損するのではないか、という心配や不安を持つこともあるでしょう。ではスポーツ、最近話題のラグビーを例にとってみましょう。
 強豪国に勝つためには控え選手も含めてメンバー全員が当事者意識を100%持って、チーム一丸となって戦いました。自分のミスをコーチや相手のせいするような選手はいませんでした。最後には敗戦を迎えましたが、大きな賞賛と敬意をもって認められました。
 当事者意識を100%持つということは、結果うんぬんではなく、「どう生きるかを自分で選択する」ことであり、「自分の意志で決める覚悟を持つ」ということです。

 次に会社の中のどの人達に「当事者意識」を高く持ってもらうのか。大抵の場合、「当事者意識」の低い人、「マインドセット」レベルの下位層にいる社員を引き上げようと考えますが、むしろレベル上位の層に働きかけることをお奨めします。いわゆるリーダー層の人達はもともと「マインドセット」が高いので、レベルを引き上げやすく、さらに自分達よりも低い層、多くの場合は部下たちを引き上げてくれる効果、好影響があるからです。

 リーダー層の「マインドセット」レベルが低い場合はどうすればいいのか、それはその上の階層、課長レベルには部長レベルから、部長レベルには本部長や事業部長等のレベルから「当事者意識」を上げていきます。
 「魚は頭から腐る」ということわざが組織の凋落を表すのに使われることがありますが、組織の再生には「魚を頭から再生する」となります。経営トップの強い意志が大前提です。

                                            (その5に続く)
 

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