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2019年12月9日
~社員の成長は「マインドセット」×「スキル」の掛け算~(その1)

(人材教育、人事制度、MBOSC)
 「ウチの社員は言われないとやらない」、「自発的に動ける社員が少ない」、「当事者意識が感じられない」、「部門間の情報共有が出来てない」、「若手がなかなか育たない」などなど、多くの経営者が抱えるお悩みではないでしょうか。
 強い組織を作るためには、強い社員を育てる人材教育が重要なことは言うまでもありません。その為に会社は色々な社員研修を通じて社員のレベルアップを図ろうとしていますが、なかなか効果が上がらないという声をよく聞きます。なぜでしょうか。
 社員能力の成長は、「マインドセット」と「スキル」の掛け算であると私達は考えます。
 「マインドセット」とは“心構え”とも言えます。マインドセットの低い社員にどれだけ沢山のスキル研修を施しても、レベルアップは難しいです。逆に、「マインドセット」の高い社員はスキル習得も早く、成長につながります。
 社員の能力を「マインドセット」と「スキル」の二要素を軸に分類すると、下図のようになります。




 Aの位置にいる(マインドセットもスキルも高い)社員は能力のある、デキる社員です。
 逆にDの位置にいる社員は、表現は悪いのですが、お荷物社員になっているでしょう。
 一般的には、大半の社員はB又はCに位置していると思います。そこで、社員教育の目的は、多くの社員をAの位置に持っていくこと、デキる社員を増やすことで組織を強くすることにあります。また社員本人にとっても、Aの位置に行くことで成長することになります。
 では、どうすれば社員をAの位置に持っていけるのか、デキる社員を増やせるのか、これを考えてみましょう。この時にカギになるのは、社員の能力は、「マインドセット」と「スキル」の“掛け算”ということです。
                                           (その2に続く)
                           <出典「全員経営者マインドセット」著者吉田行弘>

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