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2019年11月7日
中小企業に広がる「オデコ(O-Deco)」とは?
その1:社員の老後年金積立と就労安定
(年金、ライフリスク、福利厚生)
・オデコ(O-Deco:選択制確定拠出年金)が、中小企業を中心に広がっています。確定拠出年金,DC(日本版401Kとも呼ばれます)とは、加入者が一定の掛金を拠出して、その積立金を運用しながら60歳になったら、自分の積立金を年金又は一時金で受け取ることができる私的な年金の積立制度です。(国の厚生年金などの公的年金とは区別して私的年金と言います)平成13年10月施行の“確定拠出年金法”という法律に基づいて運営されている制度で、法的な保護と税金面の優遇措置があります。
・確定拠出年金には、会社が運営する“企業型“と個人で加入する”個人型“(これが最近よく宣伝されているi-Deco:イデコ)がありますが、オデコ(O-Deco:選択制確定拠出年金)は”企業型“です。オデコ(O-Deco)の仕組みを簡単に言えば、社員が自分の給料の一部を会社からの拠出金に振り替えて、自分のDC積立口座に拠出するものです。拠出金の分だけ額面給与が下がりますので、給与振替型の会社拠出金と言うこともあります。拠出金額は自分で選べますので“選択制”と呼ぶわけです。
・拠出金は自分のDC積立口座に振り込まれて、その積立金をどう運用するのかも自分で選びます。資産運用が心配だという方もいるかもしれませんが、安全確実な運用商品(利回りは低いけれど元本は確保できるもの、例えば定期預金など)から、高利回りも期待できるがマイナスになる場合もあるようなハイリスク・ハイリターン型まで様々にありますので、これも自分で選択できます。
・給与振替の会社拠出金については、個人の税金(所得税や住民税など)は非課税になり、また社会保険料負担(厚生年金保険料など)もその分だけ減ります。さらに、積立金の運用益も非課税ですので、個人にとってはとても有利な老後資金の積立方法です。税金も社会保険料までも減って、老後資金はしっかり積立できるという、一石二鳥の方法です。
・会社にとっても、社員は老後のことも不安にならずに安心して働けるという効果が期待できます。また、従来からの退職金制度に加えて、企業年金制度も持てますので福利厚生面が充実します。さらには、会社負担の社会保険料までも削減されるので、経費削減のメリットも出てきます。
(その2に続きます)
・オデコ(O-Deco:選択制確定拠出年金)が、中小企業を中心に広がっています。確定拠出年金,DC(日本版401Kとも呼ばれます)とは、加入者が一定の掛金を拠出して、その積立金を運用しながら60歳になったら、自分の積立金を年金又は一時金で受け取ることができる私的な年金の積立制度です。(国の厚生年金などの公的年金とは区別して私的年金と言います)平成13年10月施行の“確定拠出年金法”という法律に基づいて運営されている制度で、法的な保護と税金面の優遇措置があります。
・確定拠出年金には、会社が運営する“企業型“と個人で加入する”個人型“(これが最近よく宣伝されているi-Deco:イデコ)がありますが、オデコ(O-Deco:選択制確定拠出年金)は”企業型“です。オデコ(O-Deco)の仕組みを簡単に言えば、社員が自分の給料の一部を会社からの拠出金に振り替えて、自分のDC積立口座に拠出するものです。拠出金の分だけ額面給与が下がりますので、給与振替型の会社拠出金と言うこともあります。拠出金額は自分で選べますので“選択制”と呼ぶわけです。
・拠出金は自分のDC積立口座に振り込まれて、その積立金をどう運用するのかも自分で選びます。資産運用が心配だという方もいるかもしれませんが、安全確実な運用商品(利回りは低いけれど元本は確保できるもの、例えば定期預金など)から、高利回りも期待できるがマイナスになる場合もあるようなハイリスク・ハイリターン型まで様々にありますので、これも自分で選択できます。
・給与振替の会社拠出金については、個人の税金(所得税や住民税など)は非課税になり、また社会保険料負担(厚生年金保険料など)もその分だけ減ります。さらに、積立金の運用益も非課税ですので、個人にとってはとても有利な老後資金の積立方法です。税金も社会保険料までも減って、老後資金はしっかり積立できるという、一石二鳥の方法です。
・会社にとっても、社員は老後のことも不安にならずに安心して働けるという効果が期待できます。また、従来からの退職金制度に加えて、企業年金制度も持てますので福利厚生面が充実します。さらには、会社負担の社会保険料までも削減されるので、経費削減のメリットも出てきます。
(その2に続きます)