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2019年8月1日
これからは、「イデコ(iDeCo)」ではなく、
「オデコ(oDeCo)」だ。

(年金、福利厚生、ライフリスク) 
 7月29日の日経新聞朝刊記事によると、厚労省は全会社員を対象に、個人型確定拠出年金「イデコ(iDeCo)」に入れるように基準を緩める検討に入りました。勤め先で企業型の確定拠出年金に入っていても、個人型のイデコにも追加加入し、併用できるようにします。
 確定拠出年金には、企業が掛け金を拠出する「企業型」と、個人が自分で拠出金を負担して積み立てる「個人型(イデコ)」の2つがあります。「企業型」がある会社でも、労使の合意があれば社員が「イデコ」を併用できますが、企業の拠出金の上限額を「5.5万円」から「3.5万円」に引き下げる必要がありました。社員が受け取る企業年金が減る可能性があり、企業や社員から見直しを求める声が出ていました。
 そこで厚労省は、「企業型」の拠出金の上限額を下げない方向で制度を見直すこととしています。
 しかし実は、「イデコ」よりも有利な、「オデコ(oDeCo)」のことはあまり知られていません。「オデコ(oDeCo)」とは、「Optional Defined Contribution」 の略で、「選択制確定拠出年金」を表します。
 「オデコ」は企業型ですが、社員が任意の金額を自分の給与から会社掛金に振り替え、会社経由で積み立てをすることができます。額面給与が下がることによって、税金だけでなく社会保険料等の削減効果があります。個人で手取り給与から掛け金を拠出する「イデコ」よりも、はるかにお得な積み立てを行うことができます。
 また、「イデコ」では月の最大掛金額は「2万円」ですが、「オデコ」の場合は企業の拠出金と合わせて「5.5万円」まで拠出することができます。例えば、企業の拠出金が5千円の場合は、最大5万円まで個人の任意で追加拠出することが可能です。
 老後資金2000万円が不足するという金融庁報告によって老後の資産形成への関心が高まっていますが、社員が安心して働いてもらえるようにするために、「オデコ」を導入してはどうでしょうか。
 「オデコ(oDeCo)」に関する詳しい資料等は、下記またはメールでお問い合わせ下さい。
→info@oval-rms.com

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