コラム― Column―

  1. ホーム
  2. >
  3. コラム

2019年3月4日
「人を大切にする企業こそが未来をつくる」

(人材教育、経営、目標管理、成果主義) 
 弊社がコンサルティングに入る際に、「御社は社員を大切にする会社ですか?」と尋ねると、殆どの経営者は「はい、そうありたいと思っています」と答えられます。
 そこで、「どのように大切にされているのですか?」とさらに伺うと、「う~ん、、、」と答えに詰まられることがよくあります。
“人を大切にする経営”とは何なのか、経営施策としては具体的に何なのか、明確にイメージすることが肝心です。そのヒントとして、“持続する「いい会社」に共通している経営の10の特徴”から幾つかご紹介します。
(法政大・坂本光司教授のダイヤモンドオンライン記事から抜粋)
⑥ワンマン経営ではなく全員参加型経営を実践している(上意下達ではなく、社員一人一人が経営感覚を持つ)
⑦閉鎖的ではなくガラス張り経営を実践している(人事評価制度も透明性があり、頑張れば報われる制度が整っている)
⑩大家族的な経営を実践している(行き過ぎた成果主義ではなく、ぬくもりのある企業風土を醸成している)
 坂本教授はこう語ります。“社員のモチベーションを高める有力な方策の一つは、計画作りへの参画。やらされ感が強いと、社員の能力は十分に発揮されません。”、さらに“いい会社は評価基準もオープンでガラス張りであるのが共通している”と。
 当社が提唱するMBOSCは、人と比べずに社員一人ひとりを認めて、仕事を通じて成長する仕組みです。会社の方針を理解した上で、自分の行動計画を自律的に策定し、またその過程と結果は可視化されて上司とも共有されます。過度の成果主義では企業内の同僚との競争に陥りがちですが、MBOSCでの成果主義は自分自身との競争です。自分で立てた目標に向かって、自分がどれだけ努力し自己管理してきたかが成果に反映されます。これが最小単位の経営管理意識です。全員が“MBOSC”に取り組むことで、結果的に全員が経営感覚を身につけることに繋がります。
 “近年、わが国を代表する巨大企業が相次いで問題を露呈していますが、いい会社とはあくまでも人を大切に経営を実践している会社であり、問題の本質はここにあります。”
 いい会社には規模の大小は関係ありません。中小企業でも、“息子・娘を入れたい「いい会社」”が増えることを願っています。

ご依頼・お問い合わせはこちら

03-6450-9683
FAX:03-6450-9684
ご依頼・お問い合わせ