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2019年2月21日
「PDCA? いや、中小企業は"DCAP"!まず行動から」

(リスクマネジメント、人材教育、経営)
 PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(振り返り評価)・Action(修正改善)を繰り返すことによって、生産や品質の管理業務を継続的に改善していく手法のことで、PDCAサイクルを回せ、と言われます。
 最近では、生産品質管理から発展して、担当業務の目標達成のためにも適用することが広まっています。年間の営業売上目標を立てて、売上目標を達成するための年間計画を作り、計画の進捗を振り返って、修正・改善を行う、これを繰り返すことで目標を達成しよう、という使い方です。
 うまく活用すればとても効果的な手法ですが、計画を立てたもののそれに行動が伴ってない、振り返ってる暇がない、結局は年初に書いた計画を年末に振り返って、あーできてなかったな、、と反省して終わり、ということがありませんか? そうなると、次の年度の計画を立てるのも気が重くなってきて、また形だけの計画を立てることになります。挙句に、報告するためだけに形だけのPDCAになってしまうことはありませんか。
 また、人によっては、計画を立てろと言われても、どんな計画を書いたらいいのか考えこんで悩んでしまう、ということもあります。
 目標達成のためのPDCAを登山に例えると、自分の力量と装備を分かった上で、山頂に登るためにはどのルートを通るかを考えるのに似ています。経験ある登山家なら、すぐにこのルートをこう攻めようと分かるでしょう。経験がまだ少ないと、どのルートを行けばいいのかの判断に迷うことがあるでしょう。命の危険もあるようなエベレスト登山なら別ですが、少しくらい遠回りしてもいいなら、迷って動けないよりも、まずは一歩踏み出してみることもありだと思います。
 迷って動けない若手社員に、まずやってみろよ、駄目なら次の手を考えればいいのだから、、とアドバイスしてあげてまずは行動を促す、これも一つのやり方です。アタマでっかちになって動けないくらいなら、まず行動!DOから入るDCAPも、場合によってはありです。サントリーの"やってみなはれ"もこれです。

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