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2019年2月18日
「人を大切にする経営」

(リスクマネジメント、人材教育、経営) 
 「いい会社」とは、 “社員を大切にする”会社です。
 企業は株主資本利益率を高めよ、配当を積極的に実施して株主に還元すべきだ、そのために業績を高めて利益を追求するのが経営の使命だ、という声があります。
 しかし、利益を上げるために、営業に売上増加の過大なノルマを課して結果的に社員がヘトヘトになったり、費用を削減するために本来は正社員の仕事を非正規社員にやらせたり、長時間の残業を強いたり、あるいは仕入れ先や協力企業に一方的で理不尽な値下げを強要したり、こんなことをしていれば社員や取引先のモラルは下がり、結果的に業績は下がってくるのは当たり前です。利益とは企業経営の目的でなく、企業経営の目的を果たすための手段です。
 では企業経営の目的とは?企業に関係する人々の幸せの追求であると思います。
 まずは自社の社員とその家族の幸せ、また取引先、仕入れ先の社員とその家族の幸せ、さらに広がって顧客、あるいは地域社会の方々の幸せに貢献することではないでしょうか。株主第一、顧客第一、という考え方がありますが、株主に報いるにも、顧客に良い商品・サービスを提供するにも、自社の社員が働いてくれて事業の価値を提供してくれていることがあってのことです。顧客を大切にして株主に報いるためにも、まずは自社の社員を大切にすることが大事です。
 これは社員を甘やかすという意味ではありません。事業が長期的に安定して着実に成長しなければ、社員を大切にすることも出来なくなります。社員にとっても会社をよくすることは大切です。事業活動とはすなわち社員活動の集合です。また、企業の成長は、社員の成長の合計です。社員満足度なしで、顧客満足度もあり得ません。
 そこで、人を大切にする「いい会社」に共通する要素は、ぬくもりのある大家族的経営の雰囲気、他者と比べる過度な成果主義や競争に走らせないこと、そして社員の成長のための人財育成に力を注ぐことです。
 当社が提唱する MBOSCは、人と比べずに社員一人ひとりを認めて、仕事を通じて成長する仕組みですので、人財教育と業績伸張のためには最適な手法です。

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